柵、網タイプのケージやルーミィなど上部が網のようになっているハムスターケージで飼育していると、ハムスターが柵、網部分にぶらさがることがあります。
小学校の体育の授業で行うような「うんてい」行為。
(今の小学校の授業でもあるのかはわかりません…)
一見、運動になって良さそうにも見えますが、じつはハムスターにとってデメリットが多く含まれています。
何がデメリットなのか、うんていができないようにするにはどうしたらいいかをお話しします。
ハムスターの「うんてい」はダメなの?
結論から言うと、ハムスターの「うんてい」行為はNGだと考えています。
理由は、
ケージの上にぶらさがる
⇩
落ちる
ということを繰り返すことになりますが、
「落ちる」
という行動で落下する時に当たりどころが悪ければ、怪我や、より悲しいことに繋がる可能性があるからです。
ハムスターは体がとても小さいです。
ということは、骨も頑丈にできているわけではなく、もろく弱いと考えられます。
昨日まで元気だったハムスターが突然亡くなるとき…
もっと悲しいお話をすると、例えば…
「昨日の夜、眠る前に見たハムスターは元気いっぱいだったのに、翌日突然亡くなった」
という事例があります。
実際にあります。
この原因として考えられることに
・じつは、以前から病気だった
・夜中に何かしらの原因で怪我をして、そのまま亡くなる
などが考えられます。
ハムスターは自然の中では、食べられる側の生き物、被捕食動物です。
病気や怪我をすると、「弱さ」を見せることになる
=いのちの危機にさらされる
と判断します。
そのため、病気や怪我をしても表立って見せたりアピールしないことが多いのです。
突然の病気などは致し方ない(といっても悲しいですね…)ですが、
「夜中に何かしらの原因で怪我をして、そのまま亡くなる」
ということも、意外とあります。
その原因のひとつに、「ハムスターのうんてい行為」も含まれています。
ハムスターが「うんてい」をするようになった時の対策
以上の理由から、ハムスターが「うんてい」をするようになったら、飼育環境の見直しが必要な場合があります。
一番見直しが必要なのは、「ハムスターケージ」です。
・柵や網タイプのケージ
・ルーミィなど上部が網のようになっているケージ
で「うんてい」を行う場合は、手っ取り早いのは「ケージ自体を別のものに変える」ことです。
そもそも、柵や網部分がないケージにしてしまえば、「うんてい」はできません。
問題は一瞬で解決します。

ケージを変えられない時
いきなりケージを変えられないこともあると思いますが、その時は、飼育用品の見直しもおすすめです。
できるだけ高さのないものに変更するなどの配慮が必要になります。
実際に怪我事例、より悲しい事故事例もあります。
ハムスターのうんてい行為が見られた時は、上記のような対応方法ができれば、できる限りおすすめします。


最後までお読みいただきありがとうございました♪